海へ行った日
電動カートがやってきた
乗っているのはもう80を過ぎようかと思えるおばあちゃん
片手を差しのべて二匹を呼ぶ
何か言っているが言葉が理解できない
何度か聞き直すと「30年ぐらい犬を飼っていたor30年前に犬を飼っていた?」
孫が大学へ行くころに居なくなったと言う様なことを言っていた
「あんたら隣の県から来たのか?」と、え?鋭い
車のナンバーと見慣れない顔から判断されたのだろう
住民は意外によく観察しているものだ、ましてや田舎は尚更
いつものようにSilkyは近づいて愛想を振りまく
そんな行動は一瞬で知らない者同士の会話を丸くする
別れるときも近所のおばさんとの事みたいに
どこまでも続くまっすぐな道が あった~。